「三蔵法師の大唐見聞録」全3巻 / 朝日新聞出版刊

を、ご紹介します

このお話は、「玄奘西域記」の続編として

2010年から2年間、連載しました

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ネット連載でしたので

もしかしたら

ぜんぜんご存知じゃない方も、いらっしゃると思いますので

第一話をご紹介します

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この人が ↑ 玄奘です

中国に帰国後、いったんは丸坊主・・になったのですが

また髪を伸ばしています

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そしてお寺にいるときは、被り物をかぶり・・

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お寺の人たちには「三蔵法師さま」と呼ばれています

しかし玄奘はそれに猛反発・・

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「オレ・・いや・・

私を三蔵法師とよぶのはよせ!!」

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「経 律 論に通じた僧が三蔵で、

オレはまだ通じてない!」

と、さけぶ玄奘なのでした

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宰相は玄奘の訳経の様子を見に来るのだが・・

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一の間では

玄奘が口頭で経典の翻訳をし

それを20人の僧が口述筆記をする

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二の間では

直訳テキストを12人の高僧が解読

三の間では、9人で文体統一

四の間では、大人数で書きうつす

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「これは画期的な翻訳組織じゃ

このような訳経場は初めて見た」

驚く宰相だった

実際に、玄奘の訳経場の翻訳スピードはそれ以前に比べると

10倍以上だったらしいのです

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宰相は、そんな玄奘に還俗(僧をやめて俗社会に戻ること)

を、すすめる

李世民(太宗皇帝)が、玄奘の還俗を望んでいる

というのだ

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玄奘にその気はまるでないのだが、どうなっていくのか・・

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そうこうしているうちに、玄奘の持ち帰った

原文経典が盗難にあう

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(この ↓ 貝葉経の文字は玄奘の文字を見ながら書きました^^)

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盗まれた経典の一部を持ってきたのは・・

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コータン人の少年でした

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「ウッチ」と名のる少年

この少年こそ 尉遅洪道(基)

玄奘の高弟のひとりで、のちの慈恩大師となる人

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ウッチの育ての親 袁天・・

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玄奘は、盗まれた経典を求めて

ウッチ、袁天と旅することになるのだが

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相変わらずのバイオレンスぶり・・(僧なのに^^;)

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経典の行く先は、道教の本拠地 「五台山」!

そして3人は五台山目指して 旅立つことになるのです

 

少年とは思えない徳の持ち主ウッチ・・

そのかかわりの中で、玄奘が得るものとは?

そして、経典は取り戻せるのか?

そして、そして、玄奘のケンカグセは治るのか???

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こんな感じのお話しです(^^)

玄奘西域記に比べると、「西遊記」寄りの演出になってます。

 

ウッチ(基)や、円測、則天武后など実在の人物を調べたり、

この連載のために 唯識(玄奘の持ち帰った経典の一部)

を読んだり・・

自分的には面白かった連載でした(^^*)

唯識は、哲学書か心理学の本のようで

現代人からみてもまったく色あせない

人間の心の不思議への探求書といった印象の本でした。

 

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