「玄奘西域記」/ 小学館刊 の作品紹介をします

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この作品は、私の最初の連載物で

西遊記で有名な三蔵法師こと「玄奘」の若かりしころを

いちおう史実に添って描きました

目次にあるのは、玄奘が中国からインドまでの旅で

通過した国の名前です

 

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この小学館文庫1では、中国からインドまでの旅を描き

文庫2では、インドから中国までの帰路を描いてあります

文庫1の 第1話「高昌国の巻」です ↓

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この ↑ ロンゲ?の少年が玄奘です(^^)

高昌国の国王は、玄奘を見てなぜか驚きます

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玄奘は、兄・長捷の「西天取経」の旅の

護衛と通訳のため旅に付き従っていました

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温厚・篤実な兄と、喧嘩っ早い弟

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高昌国の周辺を見聞しては、メモを書き留めている玄奘・・

(7世紀ころすでに、ブドウの棚があったそうです)

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そんな玄奘に、国王はマニの秘法を見せます

神殿の地下で、玄奘は恐ろしい予言をされ・・

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そして、国王は、玄奘たちの西天取経の旅を怪しみ

「お前たちの旅の真の目的は 太宗皇帝の命による

地誌の編纂であろう?」と問いかけます

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「おまえ達は、西域の富と兵力を探り、

進軍のための地図を描き

唐の侵略を助けるための地誌を作っているのだ」

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「なにが 西天取経の旅か!

おまえ達のような偽善者を見てると

胸がムカムカする!!」

国王は玄奘に言い放つ

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玄奘は徳高い兄を信じ

兄はスパイなどではない と反論するが・・

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国王は

「では兄上は、我が国の情報を売る約束で

西天取経の旅の 出国許可を得たのだ」と語る

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だが、そんな玄奘のもとに 唐の皇帝からの使者が来る

そして当然のように「旅の情報」を渡すように要求される

苦しむ玄奘・・

「隣国を売ってまで旅に出たかったのか 兄さん

これが太宗皇帝の手に渡れば

西域諸国は惨劇にみまわれるぞ」

やはり兄は、国王の言うようにスパイだったのか・・?

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しかし玄奘は、使者には白紙の巻物を渡し

西域の風俗・経済・軍備・地図などの巻物は

渡さなかったのだった

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「兄さん・・

西域の人も 唐の人も同じ人間だ

彼らを犠牲にして 唐にだけ経典を持ち帰るなど

本末転倒だ!」

玄奘は必死に兄に語る

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しかし、怒ると思った兄は上機嫌で・・

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兄の真意に気が付き驚く玄奘

「最初から地誌など渡さぬつもりで

太宗皇帝をペテンにかけたのか?」

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結局、地誌は渡さず、皇帝をペテンにかけたまま

旅を続けることになるふたりだった・・

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高昌国の国王 麴文泰(きくぶんたい)は

この後、玄奘たちに旅の支援を申し出ます

彼は、玄奘の旅の最大の支援者といわれています

しかし 麴文泰は

玄奘帰国の3年前に、唐に攻め込まれ命を落とします

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(裏表紙です ↓

この文庫のカバーデザインは蓑原圭介さんでした

表紙も背表紙もとても凝ったデザインでした^^*)

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この第1話「高昌国」の巻を単発で描いた理由は・・

実在の玄奘さんのファンである私は、

「玄奘三蔵はスパイだったのか?」・・という

当時の疑惑?に、「そうではない」証明をしたい!

との思いが、多少なりともあったのでした。

ですから、麴文泰国王が死んだのは玄奘帰国の3年も前である

とエピローグで書いたのです。

ですが文庫2で、解説を書いてくださった先生は、

玄奘の持ち帰った地誌のせいで、西域は侵略された・・

というような記述をされていて(くく~;;)

それで、私はリベンジを誓ったのです!

実際の玄奘さんは、帰国後、太宗皇帝(李世民)との間で

地誌ををよこせ、よこさないで

えらいモメたという記録があるので、

そこを描きたいと思っていたのです!

それが、この「玄奘西域記」の続編

「三蔵法師の大唐見聞録 全3巻」/ 朝日新聞出版刊

なのですが ↓

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しかし話はそこまで至らず、こちらのシリーズは

ようやく高弟ふたり (基と円測)に

であったあたりで終わってます^^;)

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